・人は、人を、あんまりつきあわない段階から、
 仲間と見なしたり、敵だと決めつけたり、
 いけ好かないやつとして敬遠したり、
 尊んだり、憧れたり、好意を持ったりするものです。
 
 会ったことも、しゃべったこともないのに、
 どうやって、人のことを価値付けたりしているのか。
 なかなかわかるものじゃないとは思いますが、
 おおぜいの人が「好感を持ちやすい」ことって、
 たしかにあるんじゃないでしょうか。
 
 ひとつは、よく言われる「ことばづかい」です。
 きれいなことばにこだわりすぎるのは、
 いやみかもしれないけど、
 「汚いのはいやだなぁ」というくらいの気持ちでいれば、
 けっこう「いい感じ」に受け取られると思います。
 
 行儀作法というか、箸や茶碗の持ち方だとか、
 戸の開け閉め、物の受け渡し‥‥いろいろありますが、
 それよりも、たくさんの人が無意識に見ているのは、
 「姿勢」だと思うんですよね。
 「姿勢」が悪くて「きれいな人」というのは、
 たぶん、ひとりもいないんじゃないかなぁ。
 逆に、「姿勢」がいいというだけで、
 その人の価値の基礎点は、
 30点くらい上がると思えます。
 顔や身体つきとかは、その人の個性だから、
 好きだの嫌いだのも、それぞれの気持ちしだいですが、
 「姿勢」なら、じぶんでコントロールできますものね。
 いい「姿勢」の人には、人は敬意をはらってくれます。
 (まぁ、逆に「悪ぶった仲間」に入りたいときには、
 絶対に「姿勢」を悪くしなきゃだめでしょうね)。
 
 「色の白いは、七難隠す」というけれど、
 「姿勢」のいいのも、ずいぶんいいことありますよ。